今回の旅では、台南の古い街の雰囲気を味わいたくて、
「謝宅」に泊まりました。
予約については、サイトに掲載されていたメールでのやり取り、そしてPAYPALでの支払いなどでとてもスムーズでした。
実は、謝宅がいくつもあると言うことを知らなくて、場所の確認メールで初めて知った次第でした。
西市場にあるとばかり思っていたのですが、今回の宿は、保安路の近くにありました。
外から見ると普通の家ですが、中に入ってびっくりしたのは、屋内に大きな木が生えていたこと。
そのために、1階から3階までの天井をぶち抜いて吹き抜けにしてありました。
木はもともとここに生えていたものではなく、移植したものなのだそうです。
木のある場所には回りに竹のござが敷かれていて、お茶をするのによさそうなスペースです。
木は移植後も延び続けているそうです。
宿の場所は公開していないとのことで、宿のスタッフの方と大通りで待ち合わせ、
その後歩いて宿に向かいました。
案内してくれたスタッフのJさんは、とても日本語がうまく、ほとんど日本語でやりとりしました。
とても明るく親切で、謝宅のことだけでなく、台南のことやおいしいお店のことなど
たくさん教わりました。
私たちは1階の部屋でした。家に入るとすぐにソファのあるロビーがあります。
そこまでは共有スペースで、その奥に鍵のかかる扉があり、個室になっています。
個室に入ってすぐに小上がり的な場所があり、畳の寝室になっています。
台南には畳職人さんがいるそうですが、かなりご高齢で後継者の方はいないそう。
仕事で畳の学校に行った時に、日本の畳業界も高齢化が進んでいることを知ったのですが、
台湾はもっと厳しいみたいです。
寝室には蚊帳が貼られていて、謝さんのおかあさん(おばあちゃんだったかも)の手作りとのことです。
蚊のいる夏場はありがたい配慮だと思いました。
その奥に机があり、一番奥に水屋と古いソファ2つ、テーブルがあり、お茶セットや本が置かれていました。
水屋の中には、古い雑貨や本などが飾られています。
昔は台所として使っていたらしく、お勝手口がありました。
お風呂は水色のタイル貼りで、懐かしい雰囲気です。
居間との間はガラス戸になっていて、ロールスクリーンで目隠しができるようになっていました。
机はとても古いもので引き出しを開けると、なぜか古いおもちゃや工具などが入っていました。
隣には岡持ちが置かれています。
日本では岡持ちはおそばやさんの出前などで見かけますが、現在、台湾では使われていないそうです。
蚊帳や畳、ふとん、水屋やお勝手口の雰囲気がなんだか日本の古い家のような雰囲気の宿でとても落ち着きます。
玄関にはエコバッグなども置かれていてご自由にどうぞとのことなので、借りておでかけしました。
居間にはノートが置かれていて、泊まった人が自由にいろいろと書けるようになっていました。
日本語の記載もあったので、過去に日本人も泊まっているみたいです。
ここにはできたら連泊して、ゆっくり過ごしてみたいです。
電話:+886 0953-852-280
Email:oldhouseinn2008@gmail.com
Facebook: 台南謝宅
From :http://nozomaro.at.webry.info/201401/article_2.html小籠包日記
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